加賀屋の別邸「松乃碧」は、客室数が非常に少ない上に中学生未満は立ち入り禁止なので非常に静か。そして、旅館の中は美術館さながらに色んな作品が展示してある空間になっており、まさに大人の大人による大人のための趣の宿。館内は地酒などが飲み放題なので酒好きにはたまらない、おすすめの宿です。
加賀屋別邸「松乃碧」はリピートしたい宿
石川県和倉には加賀屋というあまりにも有名な旅館がありますが、その加賀屋の姉妹館として2015年にオープンしたのが別邸「松乃碧(まつのみどり)」。
大規模でアミューズメントパークさながらの賑わいを見せる本館とは違い、
- 客室が少数(30室程度)
- 中学生以上限定
- インクルーシブシステムを採用(食事・ドリンクが無料、好きなときに好きなものを好きなだけ楽しめる!)
という特徴があり、大人な時間が楽しめる旅館になっています。
エントランス
昔は別の旅館だった建物を加賀屋が改築して別邸を作ったそうなので、2015年オープンとはいえ、外観からはそれ以上の長い歴史が感じとれます。(写真だと暗くてわからないと思うけど( *´艸`)
エントランスを入ると、木が柱がずらりと並ぶアプローチがお出迎え。このビューは松乃碧の名物の一つですね。
ロビーラウンジ
ロビーラウンジのむこうには七尾湾が間近に迫り、美しい景色を一望することができます。
客室
客室は、和室、和洋室、そして露天風呂付きの特別室の3種類で、今回泊まったのは和洋室。
高級マッサージチェアが全室に付いてます。マットレスは柔らかめの国産マットレス「ROOM RECIPE」でした。ワークスペースも十分な広さ。また、窓からは七尾湾が一望できる。
写真では伝わらない細かな配慮がされているお部屋で、欲しいと思うものは何でも用意されてますね。
地元のお茶は、カラフルなとんがりボウシに詰められて。
管内
松乃碧は「美術館に泊まる」ということをコンセプトにしており、様々な作品が展示されています。
輪島塗や九谷焼など地元の伝統工芸で演出された空間は格別ですね。
オールインクルーシブを採用
松乃碧は、海外のリゾートホテルなどでよくみられるインクルーシブシステムを採用しているので、ラウンジでの飲食、客室冷蔵庫のドリンク類、バーでの飲食などが宿泊料金に含まれています。
まずはウエルカムドリンクとして「千枚田の玄米緑茶」、お菓子は「豆餅(きなこに水飴を加えたもの)」でした。
お茶とお菓子を楽しんだ後は、さっそくロビーラウンジでアルコールを満喫。ドリンクメニューは豊富で、ビール、地酒、ワイン、シャンパン、お茶など。能登ワイン、能登紅茶、加賀紅茶、加賀棒茶(ほうじ茶)、能登ミルクなど地元の特産品も楽しめる。
夕食
味もさることながら、視覚的にも楽しめる夕食が楽しめます。
琵琶、笛、太鼓で音を奏でる先附。
金沢の郷土料理「治部煮」や「のどぐろ」、「加賀野菜」など、地元の味を楽しめる献立になっています。
バー
食事の後は、20時~23時半まで開いているバーでまったりできます。
オリジナルカクテル「松乃碧」は松の香りに例えられるジンがベース。また「紺碧」は日本海の深い青をイメージし、奥能登の塩を使用。どちらも美味しかった。
サントリーの黒烏龍茶(写真右)でさえも、めっちゃ美味しそうに見える・・!
湘南藤沢で誕生した、ワインボトルに入った高級茶飲料「ロイヤルブルーティー」もあったので、一通り試飲。高級茶は飲み慣れてないので、味の違いを見極められないですね・・。
朝食
夜遅くまで飲んでいたので、睡眠不足でテンション低い朝を迎えたんですが・・
ストウブでガス炊きされたご飯がお出迎え。献立はすべて優しい味で身体をゆっくり起こしてくれる。
窓から見える景色も最高ですね。
感想としては、細かなサービスが行き届いており、こちらから伝える前にアクションを起こしてくれるのが素敵でしたね。落ち着いた雰囲気に加え、アルコールが飲み放題っていうシステムも相まって大満足。今後和倉に行く時はこの宿にしか泊まらない。
最後に
松乃碧のすぐ近くには、名産「能登ミルク」を使った、行列ができるジェラート屋さんがありますので是非。すんげーうめーです!
旅館の基本情報
ホテル名:加賀屋別邸「松乃碧」
価格帯
一泊一室80,000円~