自宅の壁紙を張り替えてもらう機会があり、せっかくなので張り替え作業の流れや使用する道具のことなどを施工業者さんに根ほり葉ほり聞いて記録。DIYで張り替えようとお考えの方の参考になれば。それにしても、経験がない未知の分野は見てるだけで楽しいですね。
クロス張り替え作業の概要
というわけで、概要レベルで一連の作業を記録してみました。
まず最初に行うのは、古いクロスを剥がす処理。カッターで適当に切れ込みを入れ、そこからめくり上げるように剥がしていきます。(写真無し)
写真は、張り替え箇所のクロスが全部剥がれた状態。この後、亀裂などにパテを塗り込んで補修する下地調整を行い、パテが乾いたら新しいクロスの貼り付けに移ります。
クロスは専用の機械を使って裏面に糊付けします。クロスの両端は誤接着帽子の青いシールが張られた状態で仕上がっています。
コーナーの処理
順不同ですが、まずはコーナー・隅の処理方法から。素人目線で見ると最も難しい作業じゃないでしょうか。
コーナーや隅っこは余らせた状態で貼り付け、角ベラというクロスのコーナーや隅の押さえなどに有用なアイテムを使用し、クロスに癖をつけていきます。次に地ベラという壁紙の切りしろをカットする時に使用するアイテムを、カッターでまっすぐに切れるように壁紙に充てて余った壁紙を切り取っていきます。
別のシーンですが、地ベラとカッターを使い、こんな感じで切りしろをカット。これ、自分でやったら絶対に途中で曲がる自信がありますね。職人さんの腕から生み出される寸分たがわぬ正確さに震える・・!
クロスの圧着
次にクロスを壁に貼り付ける場面。一番簡単そうに見える作業。壁紙の裏に糊がついてますので、シールを張るのと同じ要領で壁に張り付けていきます。
具体的には撫でバケを使い、空気を抜くように撫で付けて圧着させていきます。簡単そうに見えて、自分でやったら空気がそこかしこに残って発狂しそう。
ジョイントの処理
最後に、壁紙と壁紙の境目、ジョイント部分の処理です。
クロス裏面の端についてる誤接着防止シールをスイッと剥がしていき、
地ベラとカッターで余剰クロスを切り取り、断面を合わせていきます。
最後はジョイントローラーの出番。ジョイント部分の圧着は、撫でバケだと弱いので、これを使って強力に圧着させていきます。
作業時間
作業の流れをシンプルまとめたので、作業が簡単に見えてしまいますが、実際は古い壁紙の除去、パテでの下地処理、新しいクロスの貼り付けで、トータル2時間くらいかかってます。シンプルに見えて、かなり大変な作業ですね。
DIYで自分でやる方もいるらしいですが、僕には到底無理。一応、小中学生のときは図工や技術は「5」だったんですがっ!そういう次元じゃなさそう。