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別府の地獄めぐりでマドハンドに会ってきた

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別府には別府地獄組合が管轄する「別府地獄めぐり」があります。鉄輪(かんなわ)や亀川の一帯が地獄地帯と呼ばれ、噴気や熱泥や熱湯などが噴出し近寄ることができない忌み嫌われた土地だったそうな。その地獄の中でマドハンドにエンカウントできると聞いて行ってみた。

灼熱の源泉がモンスターを生む

別府には現在7つの地獄があり、それらを巡る「別府地獄めぐり」ってのが観光の一つでして、鮮やかな色の池を眺めて楽しむ感じの地獄もあれば、温泉熱を利用しておびただしい数のワニを飼育しちゃってる「鬼山地獄」や、カバやカピバラを飼っている「山地獄(マスコットキャラ的なカバはお亡くなりになったそうで、今は地獄から脱退しているらしい。地獄って脱退できるのね)」など変わり種の地獄もあります。
 
今回、7つの中から2つの地獄を紹介。絶対につまらないと思ってたけど、案外楽しかった。百聞は一見に如かず、行ってみるもんですね。
 

その壱:海地獄

コバルトブルーに見える灼熱の温泉の色からその名が付いた地獄で、もの凄い湯気が立ち上っていて迫力が十分な地獄の一つ。この中に入ると、毒の沼以上のダメージを受け即死するそうです。ただ、別のところにLv1勇者でも入れる緩やかな足湯があります。
 

こちらが海地獄。なお、入館料は400円。たっけーと思いましたが、お値段以上に見ごたえあり。
 

夏なのに、すっごい湯気が出てます。冬だともっと湯気るそうな。コバルトブルーの色合いが一見涼しそうに見えますが、熱さは入ったら死ぬレベルの灼熱。
 

湯気に飛び込んでみた。硫黄臭が半端じゃない。死にそうになった。
 

海地獄の近くには綺麗に整備された売店があり、カウンターで海地獄を眺めながら「地獄蒸焼プリン」やプリンをどら焼き風に挟み込んだ「ぷりんどら」が堪能できる。
 

「ぷりんどら」の中身は、ほぼプリン。地獄蒸焼プリンもそうですが、プリンは「きめ細かい滑らかなプリン」の正反対を突き進む食感で、さすが地獄って感じです。
 

同じ敷地内に、海地獄とは対照的に真っ赤な赤い色の源泉があります。幾人もの命を吸ってここまで赤くなったのだろうか・・。
 

これは、天然温泉の高熱噴気を利用して蒸しあげる「極楽饅頭」。15個単位で購入できるぞ!

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その弐:かまど地獄

かまど地獄は、なぜだがわからないけど鬼をシンボルにして売り出してる変わったところ。人工的に作られた鬼と、自然が作り出す灼熱源泉とのコントラストを楽しむには、400円の入館料が必要です。
 

灼熱の炎を吐いてくるグレイトドラ鬼。僕くらいのレベルになると涼しげな顔で浴びることができますが、硫黄臭はそれなりにすごいのでけっこうムセる。
 

熱すぎて大地が溶け出したかのような熱泥。灰色の熱泥がぽこぽこと沸騰するのを眺めていたら・・マドハンド来たー!! メタルスライム並の速さで逃げ出してしまったのでうまく写真に収められませんでしたが、マドハンドの余韻は記録に残せました。
 

かまど地獄の敷地内には、海地獄よりも大きいブルーの源泉があります。水深が深そうだし、たぶんめちゃ熱いので入ったら死ぬかもしれない。
 
あと、かまど地獄には面白いショーがあります。科学実験的なショーで、あることをすると、湯気を生み出せるってやつ。連続写真でその様子をご紹介。


白い湯気が生まれ、徐々に広がっていく様子がわかるかと思います。何が起きているのかは、現地でスタッフの方に聞いてみましょう。
 

かまど地獄の良いところは、温泉の熱気で蒸した石垣饅頭やトウモロコシなどを食べれるし、なかなか広めの足湯があるところ。タオルの貸し出しが無料です。最高。
 

他の地獄はどうなの?

という訳で、7つの地獄のうち2つを制圧してきましたが、海地獄かまど地獄も、なかなか張り合いがある地獄でしたね。他の地獄はどうなのかと地元の知人に聞いてみたところ「勇者ならドラゴン(ワニ)を倒さないとね」ってことでしたので、ドラゴンがわんさかいるゾーマ城的な立ち位置の「鬼山地獄」も楽しそう。他のところはよくわからない。

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