歴史と伝統に裏打ちされた技術には、不思議と心が惹きつけられてしまう。男ってそういう生き物なんです。職人さんへの憧れってのもあるのかな。
ここ数年、新潟県の燕三条(燕市と三条市を合わせた地域で工芸品の産地として有名)のプロダクトの美しさに惚れこんでまして、職人魂がこもったプロダクトに心奪われてるんですが、皆様にもその良さを共有したい。
いつの時代も男心をくすぐるのは卓越した技術とアイデア
富貴堂
家族で製品を作り上げている富貴堂さん。鎚で繰り返し叩いて作り上げられているため、鎚目の美しい表情が特徴的。写真は直火用ポットで、銅に錫を焼き付けて仕上げたものです。
ポット、ビールジョッキ、茶筒など色々な製品があり、製品色も3色あります。思わず集めたくなる・・・んだけど、価格がお財布に優しくない(;´Д`)
ごく稀に、高島屋とか三越の催し物会場で、制作の実演してますね。
藤次郎~ORIGAMI~
まずは包丁。見てください、この包丁の見た目を。柄と刀身が一枚の金属で折り込まれており、非常にユニーク。
これは、単一のステンレス一体構造になっている包丁で、その名は「ORIGAMI」。日本の古き良き折り紙の発想をそのまま包丁に利活用したユニークな製品で、そのデザイン性の高さから「デザイン界のオスカー賞」と称されるドイツの賞を受賞してます。
家に一本あったら料理が楽しくなるだろうな~。これ欲しい!!
藤次郎はダマスカスもかっこいいですね・・。こちらは令和記念の品。
漆磨(シーマ)
©ASAHI
燕の研磨技術に加え、市川県の山中漆、福井県の越前和紙がコラボレーションしたアイテム。漆が光や温度・湿度によって段々と変化していくため、時間の変化を楽しめるアイテムになっているのが特徴。
自分用には買おうとは思いませんが、こういうアイテムをプレゼントされたら嬉しいですね~。貰いものって大事に保管してしまうんですが、使えば使うほど育っていくアイテムなら使いやすいですしね。
粲燕(さんつばめ)
またまた包丁です。こちらは圧延鍛造という製法で作られた切れ味抜群の包丁。凹凸のデザインが妙に心を惹くアイテム。デンマークにある、世界で最も予約が取れないレストランのオーナーシェフが愛用しているとのこと。これを持てば、包丁さばきの腕が上がること間違いなし。
グレステン
グレステン鋼っていう、硬度が高くて切れ味とその継続性が良いもので作られている包丁。メーカーは十日町市にあるので正確には燕三条製品ではないけど、巷の通の間では人気のアイテムのようで、僕も噂を嗅ぎ付けて購入。
こちらは19cmの牛刀(2万円弱)で、グレステンが誇る素晴らしい切れ味を堪能できる逸品。
三越伊勢丹、高島屋などのデパートで定期的に開催される販売会で購入すると、包丁研ぎの案内が届くようになります。ずっとメンテしてもらえますので、何十年も使い続けてる人もいるそうですね。
hanauta(はなうた)
©hanauta
キッチンツールブランドhanautaの水切りラック。最近メディアにも多く登場してるのでご存知の方も多いかと思いますが、こちらも新潟県燕三条生まれ。
特徴としては、カゴの底が椀や皿がすべりにくいウェーブ構造になっていたり、お皿を立てかけやすいように外に広がった構造になっていたり、と色々あるのですが、特筆すべきは、このピンクゴールドメッキ!!普通、キッチンにこんな派手な水切りカゴって置かないですよね。なので、敢えて置きたい。悪趣味と言われようが、絶対に置きたい。
さらに、このピンクゴールドメッキを手掛けられるのは、燕三条の中でも2・3か所しかないっていうくらい難しいメッキとのこと。それが余計に男心をくすぐるのです。なお、1個3万円以上するので、色んな意味でかなりの覚悟がないと買えないアイテムでもある。
オンラインサイト
SUSgallery(サスギャラリー)
チタンの真空二重構造で究極の保冷性・保温性を実現したSUSgalleryのタイタネスタンブラー。僕がいま最も欲しいアイテムの一つ。現在のところ6色展開(2018年8月時点)で、やはりここは全色大人買いだと思ってますが、かなり値が張るので迷って足踏みしてるところ。
SUSgalleryの詳細をチェック!
まとめ
というわけで、この記事では数点しか紹介できませんが、新潟県燕三条は紹介しきれないほど魅力的なアイテムが盛りだくさんです。毎年、コツコツとお小遣いをため、またはふるさと納税でお取り寄せして、いつか全部手に入れたい。オススメだよ( `ー´)ノ